心はマリー・アントワネット

見たいものが日本に来ない?じゃあ自分が行けばいいじゃない!

ネルスのインタビュー感想

・いや~なんつっても一番驚いたのは、ジャズマスターは2本あった! ってことですね。ひょっとして皆知ってたのかしら? 私だけが知らなかったの? あと、買った時からかなり塗装が剥げてダメージひどかった、というのも。あのボロボロ加減が「歴戦の相棒」て感じでかっこいいなあと思ってたんですが。鮎川誠さんの黒いレスポールといい勝負ですよね。あのギターもかなり年期入ってて素敵です。

 

・「カーマイン・ストリート・ギター」というドキュメンタリー映画で、ネルスがジェフのことを「恩人」と言ってたのはなぜなのかなと思ってましたが、ジェフがウィルコに誘ってくれたから生活のための仕事を辞めて音楽だけで食えるようになった、ということだったのかな。ネルスとジェフが一緒にギターを探して街をうろうろしてるのを想像して楽しくなりました。ツアーに出るとホテルと会場の往復しかしない、というバンドも多いようですが、ウィルコの皆さんは街を散歩したり楽器屋さんに行ったり美術館に行ったりとかなり現地を楽しんでいらっしゃるようでなんか余裕があっていいなあと思います。マイクも2013年の来日の時、2週間早く来て京都などを観光していたそうです。

 

・以前SPINのインタビューを訳したとき、ネルスの一人称を「私」にしたんですけど、このインタビューも最初そうしてたのですが、なんとなく途中でしっくりこなくなって「僕」にしました。Guitar Worldというギター専門のメディアでギターの話をする、という状況のため、なんだか以前のインタビューよりラフに喋っているような気がしたのです。少し話は違いますが、翻訳口調ってよく話題になりますけど(過剰な女性言葉になっちゃうとか。ビリー・アイリッシュが「~だわ」「~よね」なんて言わん!みたいな)難しいですね。村上春樹さんはあえて(日本語としては不自然な)「翻訳の文体」にしているそうですが。